色々な政策課題において、与野党で協議を進めていく際に、大きなポイントとなるのが、相手方の党の誰と交渉し、「握る」か。
与野党協議の結果まとまったものは、基本的には双方の党において、委員会、本会議の採決の際、その合意にしたがった賛否を全議員に示してもらわなければなりません。すなわち「握った」=合意した内容を、党全体に納得させることのできる相手と「握る」ことが必要になるわけです。
この点、民主党内も一枚岩になれているのか、という指摘を受けます。他方、自民党を含めた野党側に対しても、党をまとめられる相手がしっかりいるのか、その人物を見極めなければならないという必要性を、最近痛感します。特に、案件の重要性が高ければ高いほど、相手方を間違ってはいけないという緊張感は増します。
こうして見てみると、何か日本の政治全体が流動化しているような気がします。