損害保険の現場で働く仲間の皆様に対して、金融担当政務官として講演をさせてもらいました。
今、日本の損害保険は大きな動きの時期を迎えています。
昨年3月11日の東日本大震災を受けて、一日も早い保険支払いという任務のために損害保険業界は大きな試練の時期を経てきました。さらは昨年秋のタイの水害。これも大きな保険金支払いをもたらした出来事でした。
大地震のみならず、台風、大雨などと自然災害の深刻さに対する国民の感応度は上がっています。その国民の感応度に、しっかり応えるという責任が損害保険業界にはあります。
しかも、一回あたりの保険金支払いが一兆円規模にのぼるような大災害が起こりうることが明らかになった現在(東日本大震災もタイ洪水も、保険金支払額は一兆円を超えます)、このリスク管理をどのように適切に行なっていくいかという難しい課題も浮上しています。
「保険」があるからこそ、国民生活の安心は守られます。その責任は重いものがあります。