毎週土曜日の朝8時からBS11で放送されている、「石川和男のひざづめ談義・社会保障編」の収録日でした。
今週土曜日の朝放送分。ゲストは私と、森信茂樹・中央大学法科大学院教授。まさに、私が今取り組んでいる、社会保障と税の抜本改革の行方について、私の大学の時の同級生、石川君に司会のもと、財務省の先輩、森信さんと「熱論」を交わしました。よかったら是非ご覧ください。
森信さんは、今政府与党で導入に向けて議論している、「番号制度」について、「もっと国民に周知するべきだ」との議論を展開されました。
確かに、「番号制度」は、かつては「納税者番号制度」などとも呼ばれたことがあり、国民のプライバシーを守れるのかといった懸念からなかなか進んでこなかった経緯があります。私たちの政権のもとでは、納税のための番号という意味に加え、適切な社会保障給付を確保するという機能も加味した番号制度として作っていこうと思っています。
これまで、あんなに国民の皆さんから慎重論の強かった番号制度なのに、今のところ政府与党で議論している中では、そんなに強い反対論が起こってはいません。森信さんは、「まだまだ国民に周知が足りないからだ」という主張です。
番号制度というのは、納税制度のみならず、社会保険料の納付、そしてそれらを背景とした給付たる、各種の社会保障給付を一枚のカードで管理することになるわけですから、極めて大きな制度改革です。森信さんが、国民への周知の重要性を唱えることも、全くその通りです。