「社会保障と税の抜本改革調査会」については、昨年12月に「中間整理」をとりまとめ、今年1月の議論再開後、20回を優に超える総会開催回数、それに加えて多数回の役員会での議論などを経て、今日概ね社会保障改革の全体像についての提言書のとりまとめができました。近々発表できると思います。
ここまでの議論も、相当な時間をかけてきましたし、大変ではありましたが、より突っ込んだ議論はむしろこれから。
今後はまず、私たちの提言を受けて政府が今後まとめる社会保障改革案について、党の提言に照らしてどのようなものになっているか検証をし、必要に応じて意見を述べていかなければなりません。
さらには、その作業の中で、社会保障改革案の定量的な側面がさらにつまっていくはずで、その結果として、改革後の社会保障制度を支える財源案についてもつまっていくことになります。この、財源論を含めて取りまとめていくのが6月いっぱいの課題。
政府の議論の進展を横目でにらみながら、党内での議論も深めていかなければなりません。この党内の議論がかなり熱気を帯びたものになることは、大方予想されること。さて、これからがさらに大変な議論です。