TPPについて、おとといの21日の私のこのブログへの投稿はお読みいただいたと思います。今日の日米首脳会談での本件についての結論は、まさに私がそのブログに書いたものでした。日米首脳会談のTPPについての共同宣言では、「最終的な結果は交渉の中で決まっていくことであることから、TPP交渉参加に際し、一方的に全ての関税を撤廃することをあらかじめ約束することを求められるものではない」とされています。これはまさに、21日のブログに書いたように、昨年4月の玄葉外相ーカーク米国通商代表との間で確認した「物品の関税の最終的な取り扱いは交渉の中で決まる」と全く同様のことです。すなわち米国から何か新たな譲歩を引き出したわけではありません。したがって、今回の共同声明をもって、「これで交渉参加に進める」と自民党政権が判断するとしたら、自民党の公約との関係で、有権者に対して不誠実な対応であると言わざるを得ません。この点、国会でも厳に指摘していきたいと思います。
TPPーー新たな譲歩はあったのか
