安倍内閣の、国民に情報を開示しない、秘密主義的な傾向が最近あちこちで見て取れます。
今日、経済連携・農業再生総合調査会を開催しました。TPPについて、政府の言うところの重要農産物5品目のうち関税撤廃などがこれまで行われたことのない586品目とは、関税表上のどの品目かということが議論になった際、政府からの答えは「言えません」。
関税表上、客観的事実として現れていることなのになぜ言えないのか、参加議員から疑問の声が多く上がりました。
自民党はこの586品目に関して検証するとしています。何がこの586品目なのかについて政府として「言えない」とすると、自民党はどうやってこの検証を行うのでしょうか。
それとも、野党を含め一般国民に対しては政府として情報を出せないけれど、与党にだけはこっそり言えるということなでしょうか。
TPPは国民生活全般に大変大きな影響を与えうると言われています。それにもかかわらずこの「知らしむべからず」の秘密主義は尋常ではありません。