今日は、私が理事をしている衆議院農林水産委員会で、佐賀県内の視察を行いました。
まずはじめに、唐津の直売所「唐津うまかもん市場」、次に相知町の蕨野集落の棚田、そして最後に多久市の佐賀県食肉センターを視察しました。
うまかもん市場では、まさに地産地消、地域の農家の方々がみずからの農作物をここに持ち込まれて、それを生産意欲に結びつけられている 様子がよくわかりました。自分の出した生産物が、一日のうちにどれだけ売れて、どれだけ足りなくなっているのか、余っているのかが、自動的にメールで送られてくる仕組みが導入されていて、これはよくできた仕組みでした。
蕨野の棚田は、全国棚田百選にも選ばれた有名なところ。高さ8.5メートル、日本一高い石積みは圧巻です。しかし何よりも、このように条件の厳しいところで、集落をあげた取り組みで、美しい棚田を守り、美味しい米を生産されていることには強い感銘をおぼえました。しかし次世代にどうやってこれをつないでいくのかは極めて難しく、重い課題。ずっしりと受け止めました。
最後に佐賀県食肉センターを視察。佐賀県は「佐賀牛」をブランド化し積極的に売り出しています。もちろん海外への売り出しも常に視野においてやっているのですが、現在の施設をもってその野心的な取り組みを十分支えていけるのか、課題が浮き彫りになっています。
今回の委員会視察。野党側の筆頭理事として私の思いも含め今回のような形になりましたが、今後の委員会審議に生かされていくことを期待します。