昨日、今回人間国宝としての答申を文化審議会から受けられた、十四代今泉今右衛門さんを訪問し、お祝いを述べて参りました。
「色鍋島」「墨はじき」といった独特の手法で作風に磨きをかける今右衛門さん。陶芸の世界では最年少の人間国宝だということです。
その技術、芸術性の高さはもちろんのことなのでしょうが、私はいつも今右衛門さんにお会いすると、そのお人柄に感銘を受けます。
何か、「求道者」のようにストイックに、作陶活動の高みを追い続けていらっしゃるような風情があります。そんなお人柄ですから、人間国宝となられて、さらに自分に負荷をかけるようにして、懸命に取り組まれるのではないかと思います。
無理をなさらず、しかしまだお若いですから、さらなるご発展を祈念しています。