今日未明、集団的自衛権を含む安全保障法案は参議院で可決、成立しました。
戦後70年間の平和な日本を作ってきた、戦後の安全保障政策を大転換させる今回の法律。そして、明らかに憲法違反の法律。
どのような場合に自衛隊が集団的自衛権をもって海外に出て行くことになるのか、その基準も歯止めも全く明らかではなく、安倍総理への白紙委任を許す、言語道断の内容です。
米軍等への後方支援と称して自衛隊の活動は、地球の裏側まで及ぶことになり、また自衛隊が幅広く米国をはじめとする軍隊の武器まで防護することになるという、これまで想像しなかったような次元の、問題だらけの法律です。
そんな法律が、数の力で押し切られ成立しました。しかも、衆参ともに特別委員会では強行採決という、まさに国民の意見は聞かないと言わんばかりのあり方でした。
私も特別委員会の委員として戦ってきましたが、押しとどめることができず、悔しくて仕方がありません。
安倍政権は、なぜこんなに多くの国民が世代を超えて反対の声を上げているのに、それをいとも簡単に無視できるのか。
しかし、戦いはまだ終わったわけではありません。むしろこれからです。
法廷で今回の法率の違憲性を訴えていこうという動きも出てくるでしょう。また、政治的にはやはり選挙で、国民の皆さんの声を受け止め、この結果をひっくり返していかなければなりません。
今日から私も地元で毎日のように集会で、そして街頭でその運動を起こしていきたいと思います。
今日は第一弾、有田で集会を行い訴えました。参加して下さった皆さんからは、安倍政権に対する強い危機感とともに、「お前たちが頑張れ！」と熱い激励の言葉をいただきました。
今日から、新たな戦いが始まっています。
