今日は、朝一番で、党の法務部門会議に出席したあと、今日は、ほぼまる一日、衆議院法務委員会のメンバーで、少年院、児童自立支援施設の現場を訪問し、視察。
少年法等の改正案を議論していることから、現場を見て議論に資するべしとの考えです。今日は栃木県さくら市にある、喜連川(きつれがわ)少年院、国立きぬ川学院(児童私立支援施設)を訪問しました。(施設内の写真撮影はできないので、パンフレットの写真です)
私は、少年の更生を図っていくための少年院、児童自立支援施設の現場を、中に入って見せていただいたのはこれが初めてでした。
これらの施設に入っている少年たちは、家庭裁判所の決定などに応じて、家庭から離れたところでの矯正が必要だということで、親元を離れて暮らしているわけです。
施設の中で、教育活動や体育指導、技術指導などを受けているところを近く見せていただきましたが、どの少年たちも真剣に取り組んでいます。坊主頭に刈り上げ、作業服を着て懸命に作業に取り組む姿を見て、またその表情を見ていると、どの少年もまだあどけない少年たちであって、この少年たちが、本当に少年院に入院しなければならないほどの非行を行ったのかとはにわかには信じられないくらいです。
少年たちの非行は、本当に少年たちだけの責任なのだろうか、むしろその外の環境、例えば親、家庭など、大人の側の問題がより大きな要因となっているのではないか、との思いにとらわれます。
そう思いながら、ふと視察を行っている国会議員団に目をやると、少年たちが必死に矯正活動を受けている場所であるにもかかわらず、おしゃべりをし、ときには談笑しながら視察をしている国会議員の姿が目に入ります。その姿は不謹慎と言わざるをえません。
非行は子どもたちだけの問題なのでしょうか、我々大人には問題はないのでしょうか。「親が、『この子は生まれてこないほうが良かった』といっているようなケースが最も難しいのです」という、少年院長の言葉が胸に突き刺さってきます。
今日もらった資料によると、国立きぬ川学院に入院している少年(ここは女子だけの施設ですが)たち、約100人のうちの、なんと7割がなにがしかの虐待を、親などから受けていたとのこと。
本当に少年非行は子どもたちだけの責任なのか、むしろ親を含め我々大人たちの問題ではないのか、そう強く心を揺さぶられた一日でした。
コメント
コメント一覧 (1件)
県会議員選挙の応援お疲れ様でした。
大串さんが、民主党の各候補を懸命に
応援されている姿を見てますますファンに
なりました。
次は、参議員選挙ですね!
川崎さんも素晴らしい方のようで、私の
周りでも評判が良いです。
前回は残念な結果でしたが、この夏は大串代議士が
2区にいますからきっと大丈夫ですね!!