最近地元でお話しをさせていただいていて、意外とみなさんご存知ないなと思うのが、今後予定されている高齢者の方々の医療費負担増の問題。
一年半前に「医療制度改革法案」が与党多数の強行採決で可決されて、その結果、当初の予定では、この4月から負担増の予定となっていたもの。
例えば、70歳以上の方々の病院窓口での負担が1割から2割に引き上げられる、75歳以上の方々はみな後期高齢者医療保険制度に加入することとされており、月額一人当たり8000円程度の保険料負担が生じるなどの負担増が予定されています。
これについて現在与党は、4月からの引き上げ予定を半年から1年先延ばしすることにしています。補正予算を組んで一時的に先延ばしにしたもの。
今年解散・総選挙があると見込まれていることから、選挙の前に引き上げが行われると選挙にマイナス影響が出るので、選挙が終わってから引き上げが行われるようにしようという、与党の考え方のあらわれです。
高齢者のみなさんにこれを説明すると、「え~知らんやった」とおっしゃる方々がまだまだ多くいらっしゃいます。医療費負担の増加ですから、国民生活に大きな影響を与えるものなのに、与党・政府がいかにこの問題を国民の眼に触れないようにしているかがわかります。
できるだけ多くの方々に知ってもらって、その上で政治の先行きを考えてもらわなければなりません。
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