ねんきん特別便4万5千通を含む、12万通もの郵便が、2ヶ月もの間、輸送の途中で放置されていたことが明らかになりました。郵便はきちんと届くものと信じて利用している国民にとっては驚くべき事実です。
郵便はいろいろな公的、私的な通知、手紙などを運ぶ、社会の重要なインフラです。そのインフラにおいてこのようなずさんな取扱いがされているということは深刻な事態です。
私はここに、郵政民営化の深刻なマイナス影響が現れてきているのではないかと思います。
私の事務所でも日々、大量の郵送物を受け、かつ出しますが、その中の経験を振り返ってみても、このところ、特に特定集配局の統合が行われて以降、郵便の到着が極めて遅くなったということを実感として感じますし、「あの郵便は本当に届いたのかな」ということが不安になるときもあります。
今回の郵便会社の記者会見の場で、郵便会社幹部は述べていました。「一日に大量の郵便が取り扱われるのできちんとチェックできなかった」 大量に流れる郵便を間違いなく送り、届けるのが郵便事業の本質です。
郵政民営化の検証が何としても必要です。
コメント
コメント一覧 (4件)
別に民間でもちゃんとやってる所はちゃんとやってるし、郵政省だった頃も職員のミスで遅配はあった。
民間か公社か、っていうレベルの話じゃないと思うんですけど?
私も今回の事故は、民営化してなくとも起こり得たものと考えます。いちいち全部、政府の責任にしてネガキャン張ってると、もし政権取れた時に自分たちの首をしめますよ。
とは言え、私は郵貯の民営化には賛成でしたが、郵便事業は国営のままで良かったのではと思っています。メールや宅配便の普及で郵便事業は先細りです。民営化して単独黒字経営は難しい。郵貯問題で、大蔵省を敵にできない小泉氏の苦肉の策でしょう、民営化は。
今、世界中で経済危機が叫ばれていて日本にもその影響が出そうなこの時期に、解散を謳い、総選挙で国政がストップしたら・・・・政敵を攻撃するのは政党として自然な心理かと思いますが、
「国難を打開する為に政敵とも手を結ぶ」
ではなく
「国難を利用して政敵を打倒する」
というのは・・・壱国民として少々情けなく感じてしまうのですが。
だからと言って「解散総選挙をしない自民党が悪い」というのはもっと情けないですけど・・・
他の方もコメントされておられますが、
民営化がどうこうといった次元の話でしょうか?
郵政民営化の見直し?
私はてっきり国民の虎の子である郵貯預金の話かと・・・
良識ある国民は、今の民主党にも、自民党にも、怒ってますよ。