国際通貨基金(IMF)のトップ、専務理事を務めるストロスカーン氏が、ニューヨーク市で性的暴行などの疑いて逮捕された事実は、衝撃的な事件です。
かつてIMFに勤務した者として、この機関が世界経済の運営にどれだけ大きな影響力を持つものか、よくわかります。90年代後半のアジア危機への対応を巡っては、IMFからの各国への「指導」が、各国経済の「生死」を決めるほどの力を持つものと思われてきました。
それほどの機関のトップの事件。ただでさえ難航する現在の世界経済の運営に、影響を与えることは間違いありません。残念です。