復興基本法案が、今日、衆議院本会議で審議入りとなりました。
当初、できれば与野党で合意できる案を作ることを模索していました。それは結局実現せず、政府・与党案に対して、自民党案が対案として提出され、並び議論される展開となりました。
私の見るところ、両案の大きな違いは、復興のリーダーシップをとる主体のところ。総理をヘッドとして閣僚らからなる「復興対策本部」を提案する政府・与党案に対して、「復興再生院」という新しい官庁を作るべきだとする自民党案。
もちろん、この両案の相違点は相違点として理解する必要があります。しかし、このために、震災から2カ月以上経った今、別々の案を国会に提出して議論しているという現実が、残念な気がします。この違いであれば、もっと早く与野党間で妥協し、合意できなかったのか。政治の力量が問われます。