今日は、午前中、小城市で挨拶回りをしたあと、お昼時は女性の支援者の方々との集い。
午後は、事務所で会議を行ったあと、夕刻は牛津町での国政報告会。
夜は、佐賀市、神埼市で挨拶回りを行った後、吉野ヶ里町の三夜待に参加。(写真)
ところで、昨日政府は、「骨太方針2006」を策定しました。
これは当面の、政府の経済財政運営の指針を示すもの。そしてそのポイントは、現在政府の財政状況が大変深刻になっていることから、今後の財政健全化の道筋を示した、というもの。
今回示された財政健全化の道筋というのは、大まかに言うと、2011年までに財政を健全化させることとして、そのためには16.5兆円財政を引き締める必要があるけれど、そのうち11.4兆円~14.3兆円は歳出の削減でまかない、残りは増税を考えましょう、というもの。
ざっとした道筋を示したことはよかったと言われていますが、はたしてそうか?
第一に、11.4兆円~14.3兆円の歳出削減をすることとしたのですが、その具体的な方法については明らかになっていません。例えば内訳として社会保障費については1.6兆円を削減することになっていますが、これをどうやって達成するのか、明らかではありません。
そして第二により大きな問題なのは、今年9月に退陣するといっている総理のもとでこのような案を作っても、それに続く政権でしっかり自分のものとして引き継がれていくか、明らかではないということです。小泉総理が本当に財政再建に真剣なのであれば、もっと早く、自分の在任期間が長く残されている段階で、このような案を作って、自分で実行するべきだったと思います。
いずれにしても、今の日本経済にとってもっとも重要な課題、「財政再建」については、私は、小泉政権は根本的な答えを出せずに終わったと思います。
このツケが回ってくるのは我々国民。本当に深刻な問題です。
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