今日は、昨日に続いて国会の状況が、いわゆる「不正常」な状況。教育基本法改正案については、与党側は結局今日の昼の衆議院本会議を与党単独で開催し、与党側のみが参加する中で、衆議院での採決を行いました。
これを受けて、野党4党は即座に抗議集会を開催し(写真)、また夕刻には4党の幹事長などがそろい踏みして、有楽町において、教育基本法改正単独採決にいたる与党側の問題点を訴えるための街頭演説会を行いました。
このような対立構造の続く中、国会では全委員会がストップした異常な状況となっています。
明日、与党側は野党側の出席がない中でも参議院における教育基本法改正の審議をスタートさせる構えのようです。したがって鋭い対立状況は明日も継続する見込み。
おそらく与野党の国会対策幹部でも、今後の事態がどのように推移していくのか、自信を持って予測できる人はいないでしょう。そのような先行き不透明な中、しばらくは膠着した状態が続きそうです。
コメント
コメント一覧 (2件)
ガキ大将とその子分(与党)、そしてその周りのほかの子供(野党)の会議といった印象です。
仮にも「先生」と呼ばれてる人達の集まりの会議なんだから、話し合いもろくすっぽせず多数決のみで強制採決という、低脳な国会にはしないで欲しいものです。
「野党は審議拒否をした」という風に与党側から言われています。これについては、我々は「教育基本法改正案についてもっとじっくり議論しよう」と申し入れていたところ、15日に与党側が「今日午後審議を終わらせて採決をする」と言ってきたので、最大限の反対の意を示すために採決の場に行かなかったということをご理解ください。国会はやはり数の力。審議の場では数で必ず押し切られます。しっかりした審議時間を確保するためには、このような形で反対の意思を強く示すしかないのが実情です。審議時間が確保できれば、しっかりとした議論を行っていきたいと思います。