政府は社会保障国民会議を設置して、年金の制度の問題などについて議論を進めるとしています。
その国民会議のもとで、先日、年金制度問題を話し合う分科会が初会合を開きました。基礎年金部分を保険料ではなく、私たち民主党が年来主張してきたように税金によってまかなう方式も含めて議論するとのことです。
これまで政府与党は、税方式による年金改革については否定的でした。また私たちが主張する「一元化」にも乗り気ではありません。
今回の社会保障国民会議は何を意図するものか、本当に議論の結果税方式が望ましいという結論であれば、そのような制度改革にも本気で乗り出すつもりなのか、それとも国民向けのジェスチャーなのか。
6月には中間報告がまとまるようです。それに向けた議論の流れを見守りたいと思います。
コメント
コメント一覧 (1件)
単に見守るのではなく、民主党も積極的に議論し情報発信をすることが必要だと思います。
仮に、社会保障国民会議などで学者、経済界、労働界などから多くの人を巻き込んで議論することによって、政府・与党は(1)学び、蓄積を増やしていくことができますし、(2)報道を通じて国民の注目を集めることが出来ます。
単に見守るだけになってしまいますと、こうした(1)と(2)の効用を得ることが出来ません。
「社会保障国民会議よりも、民主党の方がいい議論しているな」と思わせることが肝要と思います。