党の予算調査会において、今般政府から提出された、今年度補正予算案の内容いついてヒアリングを行いました。
現下の経済危機的状況において、積極的な財政政策を打ち出すこと自体には異論はありませんが、問題はその内容。
よく言われているように、一過性のバラマキ的な支出が多く含まれていることがすぐわかります。
例えば、子育てを応援する特別手当。これまで小学校就学前の第二子以降に支援、とされていたのですが、今回、一回限りの措置として第一子にも配るとしています。子育ての経済的負担は確かに大きいものです。しかし、今回一回限り、手当ての増を得たからといって、それですぐ消費を増加させたり、あるいは将来に向けて少子化対策の歯止めになるということはありえません。
経済対策ですから時限的な措置になることはいいのです。ただその具体的なあり方が問題で、景気を刺激するのであれば、時限的に「消費や投資を行ったことに対して支援する」という仕組みが必要です。例えば投資減税などは、投資を行うと減税のメリットがあるということですから、これは時限であっても(時限であればあるほど)当面の投資を刺激するわけです。このようなものに、もっとメリハリをつけて措置を行うという内容の方が適切だと私は思います。
上記のほかにも「あれっ」と思うような予算もまだまだあります。例えば、各学校にひとつずつ電子黒板を配布する予算。いかにハイテクな黒板でも、学校にひとつでは、意味のある効果を発揮しうるでしょうか?他方、あれだけ問題になっている、学校耐震化については、「予算をつけました」と宣伝されるわりには、相変わらず一部の学校だけにとどまっています。この機に一気に学校耐震化を進めるというようなメリハリがあった方がよかったと思います。
全体的に見ると、短時間で補正予算を作って、しかも「額を膨らませる」ことが大事だったので、とにかく内容の良し悪しは二の次と言わんばかりに、ジャブジャブに予算がつけられた感があります。
そのいい例が、研究開発関係の予算。比較的予算としての「タマ込め」の時間は短くて済むので、急にたくさん予算を消化するのに「使い勝手」のよい予算項目です。しかし、これがどのような内容に、どのような主体において活用されていくのか、「これから決めます」という内容が多く、とりあえず予算化したということが、見え見えです。
10兆円以上の新規国債を発行するという将来のツケを作りながらのこの補正予算。これが本当に景気刺激の効果を発揮するのか、疑問です。
大量の国債新規発行という、大変なリスクを犯しても行おうという補正予算ですから、なおさら、財政政策の十分な効果発揮が強く求められます。この点が予算委員会での審議の焦点となるでしょう。


コメント
コメント一覧 (3件)
鳩山氏が民主党の真似だと批判してましたね。
ということは、民主党もばら撒きをする予定だったということですね。
確かに昨年末に管氏が派遣村で月17万支給すると言ってましたし…。
また、粘着質な奴が現れました。
気になって気になって仕方ない???かわいい。
鏡さんへ、
貴方の過去の書き込みを見ていて、貴方ほど滑稽な人はいませんよ。もう少し学習されてはどうですか。