知床遊覧船の引き上げについて、今日大変驚きの、かつ残念なニュースが昼に飛び込んできました。
海面近くまでやっと引き上げて、曳航していた遊覧船が「落下」してしまったと。
今日午後、党知床遊覧船事故検証チームを開催しました。そこで落下の経緯をヒアリングしたところ、驚きの事実が判明しました。
曳航していた遊覧船が、気づいたら落下していた、とのことでした。つまり常時監視していたのではなく、時々目視して確認していただけのことだと。
落下する可能性はかねてから指摘されていました。しかし、それにも関わらず常時監視するという体制ではなかったと。
かつ、さらに国交省に問いただしたところ、仮に落下するような危険が出てきた時の対応は、あらかじめ用意されていなかったようです。
行方不明者の捜索、救援、そして事故原因の特定に、極めて重要な意味を持つ遊覧船の引き上げ。それがこんな形で新たな困難に直面することになるとは。
国交省が行ってきた対応のずさんさを指摘せざるを得ません。