郵政三社が、同時上場を果たしました。
初日の終値が、売り出し価格を上回るなど、大きな関心を集めています。確かに株式市場においては、歴史的な大型上場です。
ただ、ここで忘れてはならないのは、いわゆる「郵政民営化」というのものが、私たちの社会や生活にとってプラスだったのかマイナスだったのか、という視点。
「郵政民営化」の延長上に、今回の上場は行われました。しかし同時に、郵政各社のビジネスモデルが十分に確立されておらず、将来の収益見通しがはっきりしないことが、今後の郵政関連株の動きに不透明な要素を与えています。
一体「郵政民営化」とはこれまで何だったのか、そしてこれからどうするべきなのか。それを改めて考え直す機会とすべきです。