今回の参院選の全国での結果をどう受け止めるか。
改憲勢力3分の2、これを許したことは極めて残念なことであり、私たちの力不足を認めざるをえません。
しかし、我が党としての結果を見ると、3年前の参院選で底を打って、少しずつではありますが党勢が回復している道筋が見えたと思います。
3年前の民主党の獲得議席は選挙区、比例区をあわせて17議席。それが今回は32議席に達しました。しかもこれ以外に野党統一候補で勝利したのが3議席。倍増に近い回復です。比例区だけを見ても3年前の7議席から11議席へと増やしました。
自民党が27年ぶりに単独過半数を得るかと事前世論調査などを通じて言われていましたが、最終盤の選挙区での競り勝ちでこれを防ぐことができました。
もちろんこの結果を、楽観を持って見るわけにはいきません。事実として与党に改正過半数を大幅に上回る議席を与えてしまったわけですから。
しかしながら、結果をその数字に基づいて冷静に分析することが必要です。それは私たちのこれからの戦い方を正しく定めていくためにも。