今日で今回の通常国会は実質的に幕を閉じました。
今日最後の争点は、石原環境大臣が福島の汚染土などの中間貯蔵施設について「最後は金目」と発言したことを受けての、同大臣への不信任案の取り扱い。
それに先立って極めて問題だったのは、今日午前、衆議院環境委員会で、この石原発言問題を議論することが事前に与野党で決まっていたにもかかわらず、今日になって自民党側が突然この審議を行わないとしたこと。まさに「石原隠し」。
それも含めて不信任案を議論しましたが、数の力の差、これは否決されました。しかし、ここまで福島の皆さんの信頼を失った大臣が、これから中間貯蔵施設の建設をはじめ色々な課題のある中で、十分にその役割を果たせるかと言うとほぼ難しいでしょう。それなのに、この大臣発言を不問に付そうという与党の態度は極めて問題です。
そういう意味で釈然としない形での事実上の国会閉幕。しかし閉会中審査も視野に入れて、閉会中も必要な審議を求めていきたいと思います。