オイルショックで打撃を受けた世界経済を何とかしなければならないと、各国首脳が集まった。
1970年代のことです。その中で次第に、G5、G7といった主要国首脳会議は立ち上がっていきました。
その目的は「政策協調」。世界全体の課題に向けて、主要国で協調して取り組んでいこうという、まさにリーダーとしての役割でした。
ところが今はどうか。トランプ大統領の「アメリカ・ファースト」をはじめ、自国のみの利益を追求する姿勢が強まる中で、今月末のG7でも首脳宣言すら出せないような見通しです。
時代に逆行しています。リーダーの役割とは言えません。
まもなく日本で戦後最長任期の総理となるであろう安倍総理は、G7諸国の中でも強く発言できる立場にあるはずです。なぜ、もっとリードしないのか。トランプ大統領への遠慮が過ぎるのか。解せません。