新型コロナウイルスに関して「陰性」だったとしてクルーズ船を降りることを許された乗客の中から、その後陽性が確認された例が確認されました。重く受け止めなければなりません。
政府はこれまで2月5日から19日までの14日間の経過観察の中で症状が出ず、陰性が確認されれば下船は妥当、としてきました。
しかし、その後陽性になる人が出てきたというのは、この政府の方針が誤っていたということです。
しかも、これらの乗客の皆さんは船を降りた後、公共交通機関を利用して帰宅し、特段「隔離」といったような制限はありません。したがって、もしさらに陽性に転じる人が増えれば、それだけ市中で感染が広がる可能性が生じるということです。
その時に「陰性」だったことを理由に19日以降下船を許した政府の判断は正しかったのか。それが問われます。