今日の国会では、参議院決算委員会において、菅総理、全閣僚が参加しての審議が行われました。我が党からは、水岡参院会長、福山幹事長が質疑に立ちました。
そこで取り上げたのは、新型コロナへの対応と、特に東京オリンピック・パラリンピックについて、どのような条件下であれば、菅総理の言うように開催できるのか、ということ。
これに対する菅総理の答弁に、私は大変驚きました。
菅総理からの答弁は、
①「選手や大会関係者の感染対策をしっかり講じ、世界から選手が安心して参加できるようにするとともに、国民の命と健康を守っていく、これが大会の前提であり、これが実現できるように対策を講じていく。」
②「具体的な対策としては、来日する大会関係者の人数を絞り込み、選手や大会関係者のワクチン接種を行い、大会関係者の行動を管理して一般の国民との接触を防止する。」
の繰り返しでした。
本当に安全安心な大会とできるのか、どのような状況なら安心安全に開催できるという基準はあるのか、どのような状況なら開催できないと判断されるのか等々、様々な質問をぶつけられても、答えはこれの繰り返し。特に①を延々と繰り返すばかりでした。
国民がその言葉を聞いて、ああそれなら安心な大会になるな、と納得するようなものでは到底ありませんでした。
今日の参院決算委員会審議を踏まえながら、いよいよ明後日水曜日は党首討論。おそらく今日決算委員会で問われたような疑問は、まだまだ国民の気持ちの中に溜まっていると思われます。
党首討論の場でも、菅総理は、また同じような具体性のない答弁を繰り返すのか。
それはあってはならないことです。
菅総理においては、東京オリンピック・パラリンピックを開催するというのであれば、絶対に具体的に語るべきです。