佐賀県神埼市の佐藤木材の、佐藤姉妹が事務所を訪ねてきて下さいました。東京で開かれる転職イベントに佐賀県の支援で出展するのに上京されたそうです。
山と森を育て、守り、そして営みを作っていく林業経営の担い手として、私も期待して応援しています。
その中のお話しで、今年10月に導入されるインボイス制度に大変な危機感を覚えていらっしゃいました。
佐藤木材さんに、木を売って下さる方々は基本的に個人の方々です。インボイス制度が導入されると、その方々もインボイスを導入せざるを得なくなるような圧力を受けます。しかし、そのような個人の森林所有者がインボイスを導入することは、現実的には極めて困難です。
農家の方々の中でも、例えば直販所に農業生産物を出す場合に、インボイスを導入しなければならないけれど、どうしたものか…との声が上がっていますが、同様の問題です。
本当に今のような状況で、政府は10月のインボイス導入に向けて突っ走るのか。私たちは昨年に「インボイス廃止法案」を国会に提出して訴えています。