今日も、昨日に続いて、早朝から夕方まで、衆議院予算委員会での基本的質疑。
今日は、現在無所属ではありますが、民主党と同じ会派を組んでいる田中真紀子さんが、民主党の時間枠の中で登場し、安倍総理と初対決。(写真)
安倍総理を評して「子どもが大人の革靴をはいて出てきて、どんどん右へ右へと右傾化している」といきなり冒頭から言ってのけるあたり、大変驚かされました。
真紀子さんの今日の主張は、あえて安倍総理の得意な北朝鮮拉致問題。
真紀子さんの主張するところは、「なぜ2002年9月の小泉総理の初の北朝鮮訪問の際、(現在日本に帰ってきている拉致被害者の方々以外の)他の拉致された方々のことまで詰め寄って確認しないで、簡単に半日程度で帰ってきてしまったのか。安倍さんだけでも居残って北朝鮮に詰め寄ってくるべきではなかったか。それをしかなったから、(横田めぐみさんなど)現在帰ってきていない方々については、問題にフタをしてしまった結果となってしまっているのではないか」ということ。
確かにその点は多いに議論のある点です。今、北朝鮮は、今般日本に帰国した拉致被害者以外の方々、例えば横田めぐみさんらについては、死亡した、などと述べて、「問題は解決した」との立場です。一方安倍総理は、残りの方々が全員生存しているとの前提で北朝鮮と折衝していく、としていて、双方の立場に大きな隔たりがあります。
この二日間の予算委員会では、戦争に関する歴史認識や、北朝鮮問題など、外交にからむ問題が突っ込んで議論されました。
さて、この日曜日には安倍総理の訪中、月曜日には訪韓。またそんな中、この週末にも北朝鮮が核実験を行うのではないかとの報もあります。アジアをめぐる国際情勢から目が離せません。
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