今日は、午前中、財務省からのレクを受けたり、午後の法務委員会での質問の準備をして過ごしました。
午後は、法務委員会の審議に参加。更生保護法案の審議です。
執行猶予や仮釈放などで、刑務所外での処遇を許されている受刑者は、「保護観察」という措置を受けなければなりません。この保護観察制度というのは、すなわち、この受刑者が定期的に、保護観察官や保護士などとの面接を行い、指導を受けることで、再び犯罪の道に入っていかないように導くための制度です。
この制度、全国600人以上の保護観察官と、全国5万人の、いわばボランティアであるところの保護士の皆さんの献身的な努力に大きく負った制度です。
最近、保護観察の対象となっていた受刑者による再犯事件が続いて社会的な問題となっています。このような中で、保護観察制度の抜本的見直しが必要と考えられるようになってきていたのです。
今回の更生保護法案はまさにこのためのもの。我々民主党としても、この法案の趣旨については、もとより反対ではありません。私も質問に立ちましたが、法案の意義について確認する質問を行いました。(写真)
法案の中身はいいのですが、問題は、与党側の審議の運び。先の少年法の審議に引き続いて、今日の更生保護法案についても、与党の強行のうちに審議が進められ、まだほんの数時間しか議論を行っていない中で、与党側が夕刻、審議終局の緊急動議を提出して審議を打ち切り、強行採決。
先週に続いて連続の強行採決です。憤りを通り越して、何と言っていいか、言葉を失っています。
コメント