県内で高名な画家先生の展示会を、激励かたがた見にいきました。若い頃に私の父親と机を並べて創作に励まれた先生です。
有明海を題材として、大きなキャンパスに数々の力強い絵姿をあらわされます。
有明海に魅せられ、愛し、描き続けてこられた先生。「有明海のいろんな場所の風景を見て、ここなら描けるというようなひらめきがあるんですか?」と私がしろうとそのものの質問をします。
「冬の朝の寒さの厳しいなか、海を見つめていると、雲が刻一刻と姿を変えるのがわかる。そしてある瞬間、その雲たちが、『描いてくれ、描いてくれ、描け、描け』と言って迫ってくることがあるとよ。その時ザーザーッと鳥肌の立つような感覚を覚えて・・・・・・」
それが絵の力が先生の中に生まれてくる瞬間なのだそうです。自然という題材が、感覚に呼びかけ、感覚が神経を伝わって体を動かしていく。まさに「心の叫び」です。そのすべてのプロセスが、「才能」というものなのかなと、才能のない私は、私なりに思ったところでした。
ところで政治に携わる私たちはどうか。私たちは、世の中の政策的な誤り、それによる国民生活の問題点を目にしたときに、「世の中のためにこれは何とかしなければならない」と、即座に鋭敏な感覚で感じ、そして正しい政策に向けて、しがらみのない立場から純粋な判断をしていくことができているでしょうか。その感覚の鋭さ、判断の正しさを持ちえているでしょうか。
「描いてくれ、描いてくれ」ではないけれど、「何とかせにゃ、何とかせにゃ」という、強く正しい「心の叫び」を常に持ちえるか。それが政治家としての生命なのでしょう。
また、夜は、
北京オリンピックへは今のところ、佐賀県からは川内選手のみが出場が決まっています。昨年の世界選手権で銅メダルを獲得しており、メダルの可能性もあります。ボクシングでのメダルとなると、1968年のメキシコオリンピック以来という期待がかかっています。
じかに川内選手に会ってみると、長身でいかにも俊敏そうな雰囲気を漂わせ、やっぱり「違うな~」と感じさせます。頑張れ、川内選手!
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