「選択」という雑誌に、内閣府のあり方についての(厳しい)記事が載っていたということを聞きました。
内閣府の現状を見ると、場合によっては大臣が7名前後いる中で、副大臣3名、政務官3名という構成で成り立っていています。かつては、大臣-副大臣-政務官というキレイな流れができていたのですが、内閣府の仕事が複雑化するにつれて、大臣の数が増え、大臣-副大臣-政務官という列も、「たすき掛け」のような複雑な形をとるようになってきています。
各省ごとの「縦割り」行政の弊害を排していくために、内閣府による「省庁横断的」な仕切りはますます重要になってきています。そのために、ある意味では、内閣府の仕事が増え、組織も複雑になってきていると言えます。
政府全体のガバナンスの向上させるためには、内閣府を中心としたガバナンス構造を改善することが不可欠です。
復興庁の創設とともに、大臣1名と、副大臣2名が増員されます。それを機会に内閣府の構造が改善できるか。その点もひとつの論点になると思います。
政務官の増員はないので、私の仕事の状況が改善されるわけではないのですが・・・・・・(>_<)。