今日は、朝一番の便で上京し、早朝からの教育基本法特別委員会に関する打ち合わせ会に滑り込んだ後、10時からいよいよ教育特委の審議スタート。
今日は冒頭なので、総理出席、テレビ入りのもとの審議。私も民主党側の答弁者として出席しましたが、今日は私への質問は飛んできませんでした。
今日の教育特委、いじめ問題や必修教科未履修問題などで大揺れの現状を反映して、激論が交わされました。
しかし何とも違和感があるのは、まさにいじめの問題や、未履修問題など、現場で生じている非常に具体的な問題への対応が焦眉の急となっているところで、教育基本法という「教育の憲法」とも言われる、抽象度の高い基本法の審議をしていること。
当然基本法ですから、この改正の内容自体が、現在教育の現場で生じている具体的な問題点に対して直接的な答えを出してくれるわけではありません。では、我々は大切な国会の時間を使って何を議論しているんだろう?
一方、政府は、いじめ問題など目の前の具体的な問題については、「教育再生会議」で議論するとのこと。しかし、安倍総理が「教育問題が最重要」と言う中で、今取り組まれている教育基本法改正の議論と、教育再生会議の議論とがどう有機的に結びついているのか、いないのかも判然としません。
いじめや未履修問題は、報道での取り扱いもヒートアップして毎日膨れ上がっている感があります。
そんな中、国会は教育基本法改正という抽象度の高い問題の議論に終始していて、十分現実の問題に対応した議論をしているだろうか、とやや自問自答せざるを得ない思いです。
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