皆さんすでに報道等でご存知かと思いますが、昨年民主党県連で働いていた女子職員の方が、党の活動資金を本来の目的以外の目的のために流用していました。
その件が、本日夕刻テレビニュースで報道され、これを受けて今夜急遽、党県連事務所において、事実関係、経緯などについて、私の方から記者会見をさせていただきました。
事実関係に関する質問を多くいただきましたが、報道が出たあとでの対外説明となってしまったので、多くの質問は「なぜこんなに発表が遅くなったのか」という点に集中しました。
この点に関しては、私のほうから説明を行いました。
去年9月に、不適切と思われる資金管理が疑われるようになってから事実関係を解明すること、また資金がちゃんと戻ってくるようにすることにまず取り組んでいたところです。昨年11月の末に、概ね事実関係もわかり、資金もすべて戻ってきたところで、12月はじめの県連の常任幹事会で議論し、今後の取り扱いについて検討していきましょう、ということにしていたのですが、公表のことも含め、その後の検討を先延ばしにしてしまっていたことが、発表が遅れた原因であることを説明しました。
税金で成り立つ政党交付金が多く入っている党からの資金が流用されていることに対して、もっと早く公表することを検討するべきではなかったかという指摘はその通りであり、それへの検討が遅れていたことはまさに私の管理失当と言わざるを得ません。
また、より根本的に今回のような資金の不適切な管理が発生することを許してしまうような、不十分な管理体制を県連としてとっていたこと自体が大きな問題であり、この点についても、極めて責任が重いと痛感しています。
すべてのことを今日、ここに書きつくすのは難しいのですが(そもそも今この問題でバタバタしていること自体、反省すべきことなのですが)、危機管理の観点からさまざまな情けない点があったことは疑いようのない事実です。
いまさらどう対応したところですべて遅すぎる、と言われるかもしれません。しかし、県連の資金管理の強化はもちろんのこと、出来る限りのことをしていかなければならないことは明らかであり、それが何なのかはまだ私には明らかにはわかりませんが、とにかく明日も、県連において協議をしていかなければなりません。
国民、県民の皆様には、本件を通じて政治に対する不信感を抱かせてしまう結果になってしまったと思います。また民主党を支援してくださっている皆様にも大きな失望感を与えてしまったと思います。そのことに対して、心からお詫びを申し上げるとともに、再発防止を含めこれから出来うる限りの対応をとっていきたいと思います。
コメント
コメント一覧 (3件)
管理責任と任命責任は?
県連会長の職員採用責任は問われないのですか?
議員辞職してから、佐田大臣なり本間前税調会長なり責めてはいかがですか?
ばれなきゃ発表しないんですから、野党暮らしは気ままでいいですね。
は~、格差社会格差社会
今回の問題が生じたことについての、県連役員における責任の所在の明確化はきっちりやっていかなければならないと思っています。政治は信頼が基本ですから、その信頼を回復するためにこの点はしっかり対応したいと思っています。