今日は、午前中、吉野ヶ里町で、合併一周年記念式典に参加してご挨拶。その後夕刻まで、佐賀市内、久保田町、東与賀町、川副町などで挨拶まわり。
夜は、(旧)佐賀郡内の支援者の方々を中心とした「春の集い」を開催させていただきました(写真)。その後は、佐賀市内の神社で大祭が開催されたので、遅くなってしまいましたが、飛び込んでご挨拶でした。
さて、先に再開された北朝鮮問題を話し合う六カ国協議が、今般、第二回目のラウンドに入っています。第一回目は成果なく終わっただけに、今回は何がしかの成果が生まれるのか、注目されています。
外交上の会議には、バイの会議と、マルチの会議があります。バイというのは二国間の協議、マルチというのは多国間の協議。今回も言わばマルチの協議なのですが、私が財務省に働いていたときに、国際金融問題に携わったときの経験から言うと、マルチの会議の方が、バイの会議より難しいと思います。
なぜなら、マルチの会議は、参加国が多いので、会議の場でいろんな意見が出てくるのをその場その場で適切に反論したり、賛成しながら、臨機応変にかけひきを行っていく必要があります。また参加国が多いので会議裏の根回しなどもより大変です。日本の外交関係者は、このマルチの会議でわたりあう「外交技術」の面では、他国に大きく後れを取っています。外交の現場の力がなかなか足りないのです。
六カ国協議も、日本代表団にとって大変難しい会合となっていると思われます。関係国の複雑にからむ利害関係の中で、日本が拉致問題などの日本固有の利害をしっかり主張して、これを成果の中に盛り込むことができるのか、注視していかなければなりません。
コメント
コメント一覧 (2件)
広く考えてみると日本人の語学力低下も遅れの原因のひとつなんでしょうか?
僕も日本から一歩でたらてんやわんやで何も話せませんが日本語もどうかすると危ない状況です(笑)
その面でもちょっと馬鹿にされている可能性があるのでは・・・。
僕もそうですけど英語ぐらいは話せるようにしないといけないかもしれませんね。
語学力も重要ですが、我々日本人は、世界に対して、もっと自信をもって自己主張していっていいのだと思います。我々日本人は国際社会の場で、遠慮がちというか、極めて抑制的にしか自己主張していないと思います。日本は、世界に誇るべき歴史、伝統、経済、社会をもっています。日本語でもいいから、自信を持って「我々はこう思う」ということを、何につけ発言していくことが大切だと思います。外交の世界というのは、結構各国の「エゴ」のぶつかりあいですから。