今日は、朝、法務部門会議に出席して、私が担当している「サービサー法案」についての議論。その後、今日は午後1時まで、予算委員会での「政治とカネ」についての集中審議。(写真)
また、同時並行的に、今日一日、法務委員会も開催されたので、両委員会に参加しながら、また途中では、法務委員会において、「外国人労働者問題」などについて法務大臣に対して質問を行いました。
午後の後半は、「次の内閣」閣議、九州ブロック議員団会議などに参加したあと、夜は、小沢代表を囲んでの一・二期生の期別懇談会。さらにその後、財務省OBの与野党国会議員の懇親会と、あわただしい一日でした。
さて、注目された今日の予算委員会集中審議「政治とカネ」問題。民主党からは、高山智司議員、岡田克也議員、長妻昭議員が質疑に立ちました。彼らは、これまで問題となってきた、松岡、伊吹両大臣らの事務所費問題、緑資源公団の天下り・談合問題などについて追及を行いました。
おそらく、マスコミも含め、世論では「何か新たな疑惑が暴露されてくるのでは」と期待めいた感もあったのではないかと思いますが、そのようないわゆる「新ネタ」はありませんでした。我々国会議員は、調査機関でも、マスコミでもないので、そのような独自の調査というのはなかなか難しいのです。
ただし、高山議員、岡田議員の質疑を通じて、事務所費問題などを背景として、「政治とカネ」問題についての説明責任について、制度も含めてしっかりした議論ができたのではないかと思います。特に、松岡大臣が「法律にのっとって対応しています」との答弁を繰り返し、大臣としてより高い説明責任を果たそうとは全くしない姿、またそのような松岡大臣を、安倍総理が「法律にのっとっている」とかばい続ける姿が改めて浮き彫りになったのではないかと思います。
なかなか国会の議論の中で、一発大ヒットみたいなことはありませんし、またそればかりを狙って我々国会議員は質問に臨むべきではないと思います。日々のこつこつとした調査、研究、国会質疑がむしろ大切なのだろうと思うのです。
そのいい例が、長妻議員による、「消えた年金」の追及です。今、社会保険庁改革の議論の中で、5000万件にものぼる年金記録が誰のものかわからず宙に浮いていて、すなわち国民の多くの方が、本来もらえる年金をもらえなくなっている可能性があるという問題が激しく議論されています。
これは、長妻議員が、長年にわたって一貫して社会保険庁の不適切な年金記録管理を調査し、国会で質問してきた成果が最近の「予備的調査」の結果としてまとまって、それで明らかになってきたものです。彼の長年の頑張りがなかったら、国民の皆さんが「私の年金は大丈夫かな」と疑うきっかけもなく終わっていたかもしれません。
国会議員として、この地道な活動のあり方は大いに学んでいきたいと思いますし、私も将来はそのようなこつこつとした成果を積み上げていきたいと思います。
コメント
コメント一覧 (1件)
新ネタ有ったじゃないか、某党首私文書偽造疑惑捏造発言が
懲罰委員会だけじゃなく法的処置も検討と公式に某党が表明してるじゃないですか。
消えた年金の件も、現責任者・関係者だけじゃなく当時の責任者・関係者の白黒もはっきりさせて下さい。
えーっと、年金を電子化した頃の与党の責任者は確か…
年金一元化した頃の厚生労働大臣は…