今日は、朝、国会対策委員会役員会に出席したあと、事務所にて午後の法務委員会での質問の準備。
昼は、財務金融部門役員会、衆議院本会議に出席したあと、法務委員会での質疑。今日は一般質問の日。私は、今日は、会社法改正問題、外国人労働者問題などについて、法務大臣と議論を行いました。(写真)
夕刻は、農水部門会議での「有明海特措法」についての議論、政策調査会三役会議での参院選用政策の議論などを行いました。
さて、最近、中国が、自国の外貨準備を、米国の投資ファンドに投資するという方針を示して、金融市場の注目を集めています。
外貨準備というのは、国の「外国為替勘定」に、一国の輸出入の結果集まってくる外貨のこと。例えば、日本や中国など、外からの輸入より、外への輸出が多い国は、ドルやユーロなどでの外貨での受け取りが国全体として多いということですから、外貨がたくさんたまってきます。
中国は約130兆円、日本は約120兆円の外貨準備を有しており、この二国は、外貨準備高では、「超超」大国です。
この外貨準備は、いつかは逆向きに国から出て行く可能性のあるものなので、勝手に使ってしまっていいものではありません。通常は、安全な投資先に投資をして運用しています。普通は、米国債など、安全性の高い国債で運用するのが常識です。
ところが、これを中国は、「運用利回りを向上させるために」ということで、米国の投資ファンドに出資するということですから、世界では類を見ないこと。
通常ではあまり見ない運用方法ですが、中国の外貨準備高の大きさが半端ではないだけに、世界の金融市場に与える影響は無視できません。むしろ、世界の金融市場のプレーヤーたちに強い影響を与えるかもしれません。
中国の世界における相対的な経済規模は、いろいろな面で極めて大きくなってきています。外貨準備の面でもそれは言えますし、例えば世界全体の環境に与える影響の面でもそうです。
中国の衝撃・・・世界が直面していく課題です。
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