今日は、朝から、法務委員会の参考人質疑に出席。「犯罪被害者の権利利益保護のための法案」の審議です。
お昼時には、参院選をにらんだ各種の政策ビラの作成のための会議(写真)などをはさみながら、午後の衆議院本会議の行方を見守ります。
与党側は今日の午後、本会議を開催して、先週金曜日に強行採決された「社会保険庁改革法案」を本会議採決したいとの主張。
我々は当然この申し入れは受け入れられないので、与野党の話し合いは平行線のままでした。しかし、与党側も世論の眼が厳しいと見たのか、結局この主張を強行せず、そのかわりに、先週後半に安倍総理が突然打ち出した、(与党の言うところの)「年金救済策」を猛スピードで法案化し、今日の夕刻突然、国会に提出してきました。
与党側の作戦は、明日の厚生労働委員会で、この年金救済法案を一日で審議、採決して、あさっての本会議で、社保庁改革法案と一緒に採決するというもの。
この与党側の作戦は言語道断です。なぜなら、この与党側が示している「年金救済法案」の内容は、名前とは程遠いものであって、年金加入記録が宙に浮いてしまっている方々の救済が、本当に速やかに行われるかは、不確かだからです。
社会保険庁のミスで、5000万件もの年金加入記録が宙に浮いてしまっているにもかかわらず、何十年もの前の支払い領収書を、我々の方から社会保険事務所にわざわざ持っていって証明しなければならないという、おかしな現実には何らかわりはありません。
それに、このような重要な論点を、たった一日の審議だけで採決しようというのは、これまた国民の利益にはなりません。
このような中でも、明日与党側は審議・採決を強行してくるのでしょうか?今国会の最大のヤマ場のひとつを迎えようとしています。
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