今日は、朝、事務所で打ち合わせを行った後、鹿島市、小城市内での挨拶まわり。
夕刻、参院選予定候補者の川崎稔さんの事務所を訪れて激励したあと上京。夜は、佐賀から出張で来ていらっしゃった方々との懇親会でした。
さて、今日の日本経済新聞朝刊に、「独立行政法人 累損1兆6000億円」という見出しの記事が出ていました。
独立行政法人(独法)とは2001年からできた新しい制度で、必ずしも国でやる必要はないが公益性がある、という事業を、半官半民的な独立行政法人で、企業的経営も取り入れながら行う、というもの。イギリスの「エージェンシー」に倣って作った制度です。
最初はそろりそろりのスタートでしたが、最近は数が急増していて、100を超える独法が設立されています。
この独法、企業経営的手法を入れて、公務をより効率的に行おうとする目的のものでしたが、私はその本旨は十分果たされていないと思っています。
それどころか、政府からの規制、管理が緩和されていることをいいことに、放縦な運営がなされている例が多く、その結果、今回の記事のように「累積欠損1兆6000億円」といった結果が生まれてしまうのです。これすべてツケは国民の税金にまわります。
この独法制度、我々民主党は再三、国会でも抜本的見直しを訴えてきました。まだまだ国民の皆さんの関心を十分にひきつけるにはいたっていません。しかし近い将来、大きな問題があることが露呈していく可能性は高く、国会での監視の眼を緩めるわけにはいきません。
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尾辻元府議が政調費42万円返還へ
大阪府監査委員が、府議に支出された政務調査費約3億4000万円を目的外使用と指摘したことを受け、元府議尾辻かな子氏(32)は16日、府議時代の政調費約42万円を府に返還することを明らかにした。18日に手続きする。尾辻氏は04、05年度に個人分の政調費1176万円を支給された。このうち駐車場代や事務所の警備費に支出した約42万円が「目
的外」と指摘された。尾辻氏は03年に府議に当選。同性愛者だと公表し、夏の参院選に民主党の比例代表候補での出馬を表明している。
[2007年6月17日12時7分 紙面から]
ttp://osaka.nikkansports.com/news/p-on-tp6-20070617-214318.html
抜本もなにも税金すらまともに運営できない人間がいくら集まったところで、企業の真似事は出来ません。
だって公務員だもの。
公務員が利益を出すことなんか考えちゃダメです。元々そういう職業じゃないんですから。
民間に出来ることは全部民間にさせるべき。
低い税率、良いサービスこそ国民は喜ぶのです。
独立行政法人は「ごめん、会社やってみたら借金増えちゃった。だから、お金ちょーだい」って言ってるのと同じです。
普通に考えてそれ言われて「うん、いいよ。お金あげるー」っていうバカは居ないと思いますよ。
でも国は「よこせ」と強引に奪い取っていきます。
こういう状況っておかしくないですか?