今日は、午前中、党政策調査会のメンバーで、参院選向け政策(マニュフェスト)に掲げた政策の財源などについて議論。
その後、午後は衆議院本会議に出席するはずでしたが、延々これは遅延し、結局夕刻5時過ぎからの開催に。
今日議論されたもっとも大きな事項は、民主党の内山晃議員に対する懲罰議案でした。
ところが、この懲罰議案、この本会議に持ってくるまでの懲罰委員会での審議に大きな問題がありました。
懲罰委員会の委員長は民主党の議員でした。これに対して「懲罰に積極的でない」といったような理由から、与党側はこれまた数の論理で懲罰委員長の解任動議を提出し、民主党の委員長を解任した上で、与党の委員長代理とする者をを立てて審議を進め、委員会で懲罰案を強行に単独採決したのでした。
しかし、本来委員長の人事は本会議での決議事項。委員長を解任して差し替えるのなら、本来であれば本会議に諮ってそれを決定するべきです。
今回与党側は時間がないことを焦ってか、この手続きを行わないまま、与党側が立てた委員長代理とする者の差配のもとで、委員会審議を強行したのです。
懲罰問題は、議員の身分にかかわる問題です。議員の身分は選挙民の投票によって確定したもの。それに制限を加えるのが懲罰です。選挙民ではなく国会の委員会においてこの懲罰の内容を議論するのは、その性質上相当慎重に行うべきです。
それが、今回のような与党側の強行な、しかも議会の決まりごとを無視しての振る舞いですから、今日の本会議はなかなかすんなりセットできなかったのです。
一方、参議院では今日、教育3法案とイラク特措法案がまたもや与党の手によって強行採決されました。
会期末が迫っているからといって本当にこのような強権的な国会運営があっていいのか。民主主義の根幹を揺るがすことになるのではないか。このことを何とも安倍首相、与党側は考えていないのか。恐ろしい思いさえします。
コメント
コメント一覧 (2件)
細かいようですが「マニュフェスト」ではなく、「マニフェスト」では?Manifestoと綴りますし…
与党としては、ある意味「実績」を作っておきたいのかもしれませんね。「我々はこういう事をやってやったぞ!エッヘン!」
といった具合に。
ほとんどろくすっぽ国会で審議をせずに決めていっているわけですから与党は決めた事への責任をきっちりと自覚してほしいものです。
前回の衆議院選挙の「マニフェスト」で在日外国人も含めたすべての人に
年金を支給すると書いていましたよね。
今回も公約してますか?