米国大統領選に向けた、米国民主党の大統領候補者選びは、クリントン氏が撤退しオバマ氏に確定するという方向がやっと見えてきました。長期間にわたった大統領候補者選び。女性大統領候補か、黒人大統領候補かということで、大いに全世界の注目を集めました。
さて、ひるがえって日本の民主党です。今年の9月末には代表選が行われるタイミングとなります。小沢代表が再選されるのか、誰か対抗候補が出てくるのかが注目されています。
党内には、米国の大統領候補者選びの盛り上がりにならって、党としての活力を示すために、無投票ではなく誰かが候補に立つべきだという論があります。
私も代表選が行われること自体、自然なことであり大いにあるべきことだと思います。しかし党の活力をしめす「ため」に誰か候補を立てるべしという考えは何となく、しっくりいかないものがあります。
対抗候補が立って代表選が行われるというのは、あくまでも現職のパフォーマンスに問題があって、それを変えていかなければならないということで、立候補という流れになるべきです。
そして、その際の最も重要な論点は政策であるべきです。すなわち、現職下でのこの政策はよくない、自分だったらこのような政策を行って、このような日本を作っていきたい、だから私は立候補するんだ、ということであるべきだと思います。
そのような流れで対抗候補が立ち、堂々と政策論争がなされることが、まさに「党の活力」のあらわれなのではないでしょうか。
代表選までの期間はあと3ヶ月。党内でそのような政策本位の堂々とした戦いとなる代表選となるのか。見極めて行きたいと思います。
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