参議院で、歴史上初となる、総理に対する問責決議案が可決されました。
衆議院と参議院。二つの院から構成されるわが国の国会のその一院によって、総理としての責任を厳しく問われたわけです。
もちろん、この問責決議案をいつ提出するか、どういう理由で提出するかは国会における判断があるわけですが、これを可決せしめたのは参議院による議席数であり、それを作ったのは昨年の参議院選挙における国民の皆さんの声です。
総理は、問責決議が可決されたことに対して、総辞職も衆議院解散もすることなく、無視する態度のようですが、国民の声を重く受け止めてもらいたいと思います。
そんな中、私は、原口一博さんらと、今日、昨年9月に警察官とのもみ合いの中命を落とされた、安永健太さんのお父様ら関係者の方々とお会いしました。(写真)
健太さんが命を落とすことになったその事件において、何が真実なのか、何が起こったのか、明らかにしたい、知りたいという、お父様の強い気持ちがみんなを動かしています。
なぜ警察官は、健太さんが命を落とすほどの激しい取り押さえをする必要があったのか。話しを聞いていると、知的障害がある健太さんの行動を、薬物やアルコールの影響下にあるものと早計して、過剰な行動に出たのではないかという気がしてなりません。
健太さんにしてみれば、我が家まであと数分のところ、いきなり警察官に取り押さえられて、早く自宅に帰りたい一心で取り乱した、ということではなかったのかもしれません。
知的障害を持つ方々とのふれあいに対して、警察官としてとるべき対応について、十分な指導、訓練、準備が警察の側で行われていたのか。そういう疑問も消えません。
問責決議や衆議院解散、といった政局も大事ですが、即座に対応しなければならない、まさに目の前の現実の課題も重く存在します。
コメント
コメント一覧 (3件)
議員さんは一生懸命に頑張ってるだろうが
国民は政権交代しないと困るんだ
早く政権交代しろ
安永くんの事件は、警察の怠慢です
殴る五人で押さえ付けて必要はない
警察が事実を認めないと又起きてしまう
警察は正義ではない
公人は守るのに
市民との対話がないのがいけない
町の現状認識が甘い
政権交代お願いします
私も自公政権に怒っている一人です
福田総理は選挙をする力がない総理です
情けない日本にし、外交や低炭素に目をそらし、国民の大半の声に耳を傾けず、国民の怒りは増すばかりでしょう
実にけしからん