地元を歩き回っていると、有権者のみなさんの声の移り変わりがよくわかります。
ガソリンの値上がりから、それが電気代、ガス代、そして食料品、はたまた肥料まで値上がりして、広い範囲の物価が上昇した今、やはり巷の声では、「こんなに物価があがって、これからどうなるの」という声が増えてきました。
今日も、支援者の方のお宅を訪ねたところ、奥さんが開口一番「この物価の高いのは何とかならんとね」と。
景気がよくなる中での物価上昇であれば、給料も上がりながらの物価上昇となっていきますから、経済全体も緩やかに大きくなっていき、これはよい流れです。
しかし今の物価上昇は景気が後退する中でのものであって、しかも輸入される原油価格などが上がったことを受けての「コストプッシュ型」。
いわゆる景気後退期に物価が上昇する典型的なスタグフレーション状態。これは経済のあり方としては大変深刻です。
通常の経済理論では、このスタグフレーションから抜け出すことに対して、明らかにされている処方箋はありません。手探りの状態が続きます。
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