予備選も含め、大変長い期間の選挙戦の末、米国大統領選挙において、オバマ氏が当選確実を決めました。
8年間の共和党政権のあとの、民主党への政権交代であるということ以上に、私として重要視したいのは、米国において黒人として初めての大統領であるという点です。人種の問題を乗り越えての結果であり、これが世界全体に発する意味に大きく注目したいと思います。
私自身、国際金融に長くたずさわり、世界の中で仕事をする中で、世界には、現実の問題として、人種をめぐる差別が冷徹な事実として存在することを身を持って体験しました。外国に住む中で、差別的な取扱いを受けたことは何度となくあります。特に国際金融の世界は、アングロ・サクソンを含めた白人の世界が中心をなしているのが事実。その中で高い壁を感じたことも多々あります。
そのような世界の現実の中で、達成されたオバマ氏の当選。
差別と闘う世界中の流れに対して、大きな勇気を与えてくれると思います。
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コメント一覧 (2件)
今回の選挙はまさに歴史的でした
民主党
15代 ジェームズ・ブキャナン:不平等条約である日米通商修好条約を押し付ける
28代 ウッドロー・ウィルソン:日本の人種差別撤廃案を退ける
32代 フランクリン・ルーズベルト:日本を戦争に導く
33代 ハリー・トルーマン:原爆を落とす
39代 ジミー・カーター:米中国交正常化で東アジアのパワーバランスを狂わせる
42代 ビル・クリントン:対日通商圧力、対北妥協で東アジアを不安定化させる
共和党
26代 セオドア・ルーズベルト:日露講和に尽力
27代 ウィリアム・タフト:対日不平等条約を是正
29代 ウォレン・ハーディング:関東大震災に見舞われた日本への救援活動に奔走
31代 ハーバート・フーバー:大陸進出を進める日本への妥協政策
34代 ドワイト・アイゼンハワー:日米安保条約の改善に同意
38代 ジェラルド・フォード:初来日。昭和天皇を歓待
40代 ロナルド・レーガン:反共路線を明確にし、日本の安保に積極貢献
43代 ジョージ・ブッシュ:靖国尊重、常任理問題、拉致解決尽力など親日外交を推進
日本から見れば共和党が望ましいのでは?