森友学園問題に関する、財務省のペーパーが、内容の異なるものが複数存在していた問題は、考えれば考えるほど疑問がわいてきます。
日付の入った決裁印のあるものについて、内容の異なるものが複数存在していたということで、それ自体、本当に考えられないことなのですが、仮にそれが事実だったとしたら、次の疑問は、では誰が誰の指示で、そんなあり得ないことをやったのかということ。
森友学園の問題が国会で取り上げられ始めたのは昨年の冬。国会に取り上げられてから文書の改ざんがなされたとすると、国会で議論になっているような案件ですから、現場レベルでそのような大それた判断ができるとはとても思えません。
特に、財務省は組織内の報告、連絡、相談が、他の省庁に比べ非常にしっかりしたところです。現場レベルでしてはいけないような判断を、そのレベルで勝手に行うとは思えません。 とすると、この改ざんは、相当高いレベルまであげて決められ、行われたのか……
まだ事実関係が十分明らかではないので、軽々に考えられるものではありませんが、疑問は尽きません。