自民党二階幹事長が、子供を産まない方が幸せと考えることは勝手なことだ、という趣旨の発言をしたと。
どのような生き方をしていくかは、それぞれの人の選択であり、ひとつの考え方に押し込めようとするかのごとき、二階氏の発想は極めて前時代的。著しく不適切です。
同時に二階氏は、食べるのに困るような家はもうない、とも発言したと。世の中を全く見ていない発言だとしか言えません。
自民党にはそういう恵まれた人たちに囲まれた議員さんが多いのかもしれません。しかし現実は、例えば子どもの貧困ひとつとっても、日本は大変な状況になっています。給食のない、夏休みを終えた後に、げっそりやせて学校に戻ってくる小学生がいかに多いことかと言われています。子どもの貧困だけではありません。世代を超えて、私は、今や日本には大きな「格差」が定着してしまっていると思います。
そんな現状認識もないのか。そんな現状認識もない人物が与党のトップでいいのか。
与党の「ゆるみ」なんて言葉で片付けられる問題ではありません。