今日安倍総理は、39県の緊急事態宣言の解除を発表しました。
二点ほど、疑問が残った点があります。
一点目。都道府県を特定(警戒)都道府県、感染拡大注意都道府県、感染観察都道府県に三分類することになりました。
解除された39県は、感染拡大注意都道府県か、感染観察都道府県かのいずれかに分類されるということです。ただ、どの県がどちらに分類されることになるかはこれから明らかに、ということ。どちらに分類されるかで対応が異なってくるので、疑問が残ります。どのような考えに基づくものなのでしょうか。
二点目。緊急事態宣言に再指定する場合も指摘されていますが、その基準については、累積陽性者報告数などの観点は示されていますが、それがどのようなレベルに達した場合に再指定となるのかについては客観的、かつ具体的な基準の数値は示されていません。「総合的に判断する」とのみ。
そのような曖昧なもので、適切に運用は可能でしょうか。
今、衆議院予算委員会では、専門家の方々にも参加してもらっての参考人質疑を求めています。これが実現されれば、このような疑問点についても明らかにしていきたいと思います。