新型コロナウイルスの、東京での今日の新規陽性者は47名。一気に増えました。
ある夜の店での集団検査による陽性確認者がそのうち18人とかなり多いので、そのために全体の人数が多くなっているのだ、というのが小池知事の説明です。
それはそうとも言えると思いますが、それでも通常は新規陽性者数が少ない日曜日においてこのレベルというのは、かなり多いと言わざるを得ないと思います。
そこで気になるのは、小池知事の東京アラートの解除判断。小池知事は11日に東京アラート解除の判断を示すと同時に、12日午前0時からステップ3に進むことを発表しました。
東京アラートの解除はあり得るとしても、そこで即ステップ3に進んだことは私には驚きでした。
と言うのも、政府が5月25日に東京も含めて全国的に緊急事態宣言を解除した際、その後順調に進めば6月19日には色々な自粛要請を解除するという仕組みになっていたからです。東京におけるステップ3への移行も、うまくいけば19日にも、という流れでした。
それがなぜか東京アラートが解除された時に、12日にステップ3へ。その詳しい説明は小池都知事からは語られていません。
そして小池氏はその日に、都知事選への出馬を表明。
まさか、都知事選への出馬表明時期から逆算して、ステップ3への移行を考えた、ということはないかと、いぶかしがる声もあります。
今後の新規感染者数が大変懸念されます。新型コロナウイルス対策は、都知事選における重要な争点となると思われます。