衆参の内閣委員会での閉会中審査が、昨日、そして今日と行われました。
私たち野党からは新型コロナウイルス対策を取り上げると同時に、今問題となっている日本学術会議の会員任命拒否問題を指摘しました。
なぜ、菅総理は6人の学者さんの任命を拒否したのか、その理由は何か。ここが最大の論点です。
この2日間の審議の中で、これを説明するように求めましたが、結果としては政府からの答弁は「総合的、俯瞰的な活動をする観点から選んだ」と、いつもの言いぶりの繰り返しのみ。
「総合的、俯瞰的」だけだと、何を言っているのか全くわかりません。
菅氏は、官房長官としての記者会見において、「鉄壁の守り」などと言われました。しかしそれは、あくまでも「記者会見」という場において、答えづらい問題については強く言い切るということで、押し通してきただけのことだと私は見ています。
国会での論戦はそうはいきません。菅総理が答弁に立つ場において、彼がどう答弁するのか、そもそも答弁できるのか。
「総合的、俯瞰的」だけではとても答弁とは言えない。
菅総理に、国会に出てきてもらうことが必須です。