Gotoトラベルについて、今日菅政権は、12月15日まで大阪市と札幌市への旅行の割引を停止することを決定しました。
しかし疑問点が残ります。
一つには、大阪市、札幌市「への」の旅行のみを除外するだけでいいのか、ということ。大阪市、札幌市「から」旅行に行く場合も除外するのがスジではないでしょうか。
さらには、東京については今日は、菅総理などと小池都知事が会談を行ったのみでしたが、何がどう話されたのかは闇の中。こんなに差し迫った問題になっているのに国民は蚊帳の外。それはないだろうと思います。
またキャンセル料を、キャンセルした旅行者が負担することはない、としていますが、それでも政府が補填するのは旅行代金の35%が最大限だと。事業者側の「キャンセルされることによるコスト」が35%以上だった場合、誰がその差額を負担するのか。事業者側が泣き寝入りするように負担しなければならないのか。
菅政権がここまで何も検討してこなかったということがよく分かります。このドタバタぶりで、旅行者も、事業者もかなり混乱するのは明らかだし、また、そもそも感染防止への効果がどれだけあるかも疑問です。
明日、衆議院予算委員会で菅総理をはじめ、政権側はどのように説明するのでしょうか。