2021年度の国家公務員の採用試験においては、キャリアと呼ばれる省庁幹部候補の「総合職」申込者数は14,310人だったと人事院が発表しました。対前年度比で14.5%の大幅な減少だそうです。
私自身、国家公務員OBですので、この現状は個人的にも残念ですし、心配もしています。
安倍、菅政権下において、内閣人事局を作り、そこを通じて官庁幹部人事を牛耳ってきました。
しかし、そのような形で人事権を行使し、「イエスマン」を育成することに血道を上げるより、広く国家公務員全般が、本当にやる気を持って働けている状況にあるのか、政権は、そのような基本的なことにもっと意を用いるべきではないでしょうか。
ぜひそうして欲しいと思います。