今日、今年の通常国会が閉会となりました。
新型コロナ対策が議論の中心であったことは間違いありません。
2回目の緊急事態宣言が発せられた中で開会し、3回目の緊急事態宣言が続いている中で閉会しました。この間、宣言がなかった期間は3週間足らず。この一事をとっても、菅政権のコロナ対策は失敗であったと言わざるを得ません。
これに対応する令和2年度補正予算も、令和3年度本予算もコロナ対策としては全く方向違い、力不足のものでした。
このようなコロナ禍の中で、目の前に迫る東京五輪・パラリンピックをどのようにして安全安心に開催するのかについて、菅総理からは具体的な説明は国会では結局全くありませんでした。
さらにこの国会においては、菅総理の長男が勤める東北新社などの「利害関係者」によって担当省庁が接待を繰り返し受けていた問題も明らかになりました。しかしこれらについての菅政権の説明ぶりはスッキリしないまま終わったと言わざるを得ません。
加えて、「政治とカネ」。菅政権下で、河井夫妻、菅原一秀氏など大臣を経験した人物を含む自民党議員が次々と「政治とカネ」で辞めていきました。これらの人物は、結局国会で全く説明責任を果たさないまま。菅総理自身も説明しないままでした。
このような中で、我々からの会期延長要請に対して耳を貸さず、国会を問答無用に閉じた菅政権。
国民に対して、責任ある政権運営を行なっているとは全く言えません。
これから国会閉会中の期間を経て、次に国会が召集される時には、解散総選挙を迎えると言われています。